BITMAINのサイトを覗いてみたら、ASICの価格が随分安くなっていて驚きました。
ANTMINER S9が最安で1,160ドル!
しかも4月上旬に届く。
私が2月に注文し先日届いたS9の半額になっています。
2台買えたじゃん!
涙目です。
ビットコイン価格の低迷、採掘難易度上昇による報酬の低下など、様々なバランスを考慮した価格設定なのでしょうか?
ひょっとしてニューマシンが登場間近で在庫一掃したいとか??(困るー!)
とにかく、今後ビットコイン価格が上昇すると考えているなら買いかもですね。
2018年末までに4万ドルを超えるという意見もあるくらいですから。
今マイニングしてもトントン?
現在、日本で電気代を普通に払ってのマイニングは損益分岐点ギリギリです。
現状だけで考えると、機器台を回収するのも結構な時間を要すると思います。
かかる電気代もろもろランニングコストをちゃんと考えないとマイナスになります。
特にANTMINER S9でビットコインを掘っても現状ではほぼプラスマイナスゼロです。
ちなみに記事を書いている2018年3月29日、NiceHashのProfitability calculatorでは以下のようになりました。
NiceHash上でS9のスペックは、
ハッシュレート:14TH/s
消費電力:1375W(ANTMINER公式では1340W)
換算レート:1BTC=¥799,627.95
1kWhあたりの電気代は24円としました。
1日の報酬:0.00099008BTC=\791.69
1日に必要な電気代:0.00098358BTC=\786.50
1日の利益:0.00006508BTC=\5.19
1日の利益から計算した1か月(30日)の利益:
\5.19 × 30日 = \155.70(0.0019524BTC)
※画像右側にある1か月の利益は過去30日の実績から試算したものなのであまりアテにしないほうが良いと思われます。
1か月マイニングをして\155.70の利益です。
1BTCが約80万円だと、ギリギリプラスですね。
安心するのはまだ早い!
電気代にはカラクリがありますよ。
1375WはあくまでS9本体の消費電力です。
PSUは1375WをS9に供給しているかもしれませんが、壁コンセントから電源にはそれ以上の電力が供給されています。
電源本体の消費電力です。
壁コンセントから供給されている電力で電気代を計算したほうがよりリアルだと思います。
私のS9に使用している電源はSilverStone SST-ST1300-TI 1300W 80PLUS TITANIUMで電力変換効率の性能指標として定着している「80PLUS規格」の最高評価「TITANIUM」です。
それでも壁コンセントからは1500W以上出力していたのでデュアル電源にしたくらいです。
ということで消費電力1500Wで再計算してみると
なんと1日の利益がマイナスマイナス\65.81(マイナス0.00008230BTC)になりました。
1か月だとマイナス\1,974.3(マイナス0.00246900BTC)です。
これが現実。
さあ、どうする!?
アルトコインを掘るという選択
実は先月注文したANTMINER L3+が到着し、あとはセットアップするだけです。
ブログを更新する時間はあるのにセットアップする時間が無いという変な生活環境ですが、近々セットアップします。
ANTMINER L3+の対応アルゴリズムは「Scrypt」でライトコイン(Litecoin)を掘ることが出来ます。
何が良いって、その消費電力です。
ANTMINER S9の消費電力は1340W(公式スペック)と大食いです。
消費電力がもっと少なければ損益分岐点が下がり現状でも利益になります。
ANTMINER L3+の消費電力は800W(公式スペック)とS9よりも40%程度低いのです。
その結果、電気代を差し引いた利益がS9を上回ります。
下記NiceHashで試算した結果を比較すると一目瞭然です。
NiceHashではなく、他のプールでライトコインを掘ってライトコインのまま保有したら、ビットコインとは別の値動きで面白いかもしれませんね。
マイニングするべき?続けるべき?
今後ビットコインの価格が再び上昇すると推測しているなら、一時的にマイナスになったとしてもマイニングを続けてビットコインの保有量を増やしておくのもひとつの考え。
価格が上昇すればマイナス分はすぐ帳消しになります。
定期的に現金化している人はとりあえずストップじゃないですかね。
今のレートだと利益はないでしょうから。
私はと言いますとマイニングは続けます。
タイトル通り100万円で始めた仮想通貨投資、そこで得た利益(少ないですけど・・・)をそのままスライドしてマイニングに参入しました。
よって、そこまで機器代の回収にこだわっていませんし、仮想通貨の将来も結構楽観的に考えています。
これから自分のリアルマネーでマイニングに参入しようと考えている人は慎重に検討しましょう。